日曜大工ならぬ、日曜釣り人:アナクマです。ずっと趣味の一つに加えたいと思いつつ、今の今まで手を出さなかった「釣り」。アジングという言葉に出会い、瞬く間に火が点いたぁ~(笑)
2015年7月15日水曜日
「潮」についてまとめ(2015/07/15)
一人前のソルトアングラーになるならば、基礎知識として「潮」について知っておくべきだろう。
・・・・というわけで、以下、備忘録としてまとめてみた。
1.潮汐(潮の干満)について
月と太陽が地球に及ぼす引力の影響等で海面が規則的な周期で昇降すること。潮汐は1日2回繰り返される。
【豆知識】なぜ1日2回?
月に面した側は「月の万有引力>月の公転による遠心力」となり、海面は月の万有引力によって満潮となる。一方、月の正反対側は、「月の万有引力<月の公転による遠心力」となり(月から遠くなるので万有引力は弱まるが、月の公転による遠心力は一定)、海面は遠心力(厳密には差分による合力)によって満潮となる(地球-月系の公転を考えるときに,地球の自転を考えてはいけない。この場合、地球自転による遠心力は、地球の重力(=地球の万有引力と地球の自転による遠心力の合力)として常に一定に働くので、あえて考える必要はない)。
潮止まりからの潮の動き始めはゆるく、除々に早くなって、再び潮どまりになるまでゆるくなる(この間を10等分した場合、3分~7分の間は早く、それ以外はゆるく動く)。
※潮止まり:潮の動きが止まる時間、満潮、干潮のこと。
「上げ7分がいい」とは「潮が緩くなりはじめる頃がいい」という意味であり、「下げ3分がいい」とは「潮が速く動きはじめるころがいい」と同義である。
2.潮回り(15日間を周期とする潮の干満の変化)について
太陽と月の引力が関係していて(月の公転周期(地球を1周する周期)は約27.3日、満月から次の満月までの間は約29.5日(地球も太陽の周りを公転している分ずれが発生))、潮はその流れの大きさを変えながら日々の干満を繰り返している。新月(闇夜)の時と満月の時が大潮になる。
潮の種類とサイクル:若潮(1日)⇒中潮(2日)⇒大潮(4日)⇒中潮(4日)⇒小潮(3日)⇒長潮(1日)
【大潮】
一番干満の差が大きく、潮の流れが速い。
ターゲットとすべき魚種:アジ、コウイカ
【中潮】
ターゲットとすべき魚種:アジ、シロギス、メバル
【小潮】
ターゲットとすべき魚種:シロギス、メバル、チヌ、カサゴ
【長潮】
ほとんど干満の差がなく、潮が緩やか。
【若潮】
ほとんど干満の差がなく、潮が緩やか。
3.潮と魚の関係
潮が動くことで海中の酸素が豊富になり、プランクトンが大量に流れ出し、それを捕食するために魚の活性が高くなるとされている。
さらに言うと、(一概には言えないが、)アジやスズキなど中層を回遊している魚は早い潮を好み、メバルやカレイなど海底や根回りを好む魚はゆるい潮を好むと言われている。
一般的には「大潮の後の中潮が釣れる」とされている(根拠不明)。
以下、魚種別の条件(飽くまで目安)。
■チニングに適した潮回り:小潮の上げ。
■アジングに適した潮回り:大潮・中潮の満潮前後の潮が動くとき。
■メバリングに適した潮回り:中潮・小潮の満潮前後の潮が動くとき。
※但し、波風が荒いときや新月~三日月のときは釣れない(常夜灯下でも月夜は釣れない)。
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